クソオタ雑記帳

アニオタ兼ドルオタの日記帳

「全てのドルオタはドリフェス!R1話見て」という話

ドリフェスのオタクでもないのにブログの初エントリがどうしてこの記事なのかというと、1話のTV放映が10月6日に差し迫っているからです。(現在10月5日)
ちなみにこの文章を書いている当人は、一期のアニメを一通り見てDCD(ゲーセンに置いてあるやつ)をたまにプレイする程度の軽いドリフェス好きの人間です。それでもこういう紹介記事を書きたくなるのは、それだけの魅力がドリフェスというアニメにあるからでしょう。

まずドリフェス!!!!!!とは、簡単に言うと「7人の男達が切磋琢磨しながらトップアイドルを目指す話」です。実際の俳優さんが声優をしてライブでダンスを披露する〜という特徴もありますがまぁここでは割愛。こんな記事読むより公式サイト見た方が早いです。
秋から始まるドリフェス!Rは昨年放映されたドリフェス一期の続きのお話なのですが、メインキャラの奏くんがお話の最初に「これまでのドリフェス」なる説明をしてくれるので初見の人でも安心設計となっています。


さて、1話の最高越えてる所は挙げるとキリがないので、ここからは私の特に最高越えてると思ったシーンを1つだけ紹介したいと思います。

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大きなテレビ仕事を貰ったDearDream(メインキャラ5人のグループ)。緊張を払拭する為に敢えていつもの5人らしく挑もうとするも大ポカをやらかしてしまい現場は大混乱。番組終了後、落ち込む5人にその様子を見ていた事務所の先輩が笑って一言、
「かわいい止まりだな」
と、声を掛けます。

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かわいい、だけなら褒め言葉ですが、かわいい止まりとなると意味が違ってきます。
かわいい、より先がないという事です。
かわいいで止まってしまうとどういう事になるのか書いてみましょう。

DearDreamは新人アイドルグループです。放送できない程の失敗ならともかく、収録スタッフが苦笑い程度の失敗なら全然かわいいものです。多分あの世界のディアドリのオタクも番組を見て「ちょっとヒヤヒヤしたけどディアドリわちゃわちゃかわいかったから全部許す〜」とか言って喜んでたと思います。
でも、この先やっていくにはかわいいだけでは駄目なんです。新人アイドルを応援する人間は成長を望んでいます。オタクは大抵ちょろいので、例え推しが何度も同じ失敗を重ねても「大丈夫大丈夫!次は行けるっしょ!」と口では言います。やらかして他の人から叩かれてるのを見れば「〇〇君達叩かないで!」とキレ、「私はいつも頑張りすぎてちょっとやらかしちゃうところも好き!」と模範的ファンであろうとします。
でも、やっぱり知らず知らずの内に心は疲弊します。「今回も駄目だったか」と。推しを見る度にハラハラする事に疲れたオタクはそっと離れていきます。
どんなアイドルでも、一生懸命さやフレッシュさだけでは売っていけない時が必ず来ます。その時に必要になってくるのは、安定感です。

私は、放送事故展開を見た時「失敗したけどかわいいショットが撮れたからむしろラッキー!」みたいな展開が来るのかなと勝手に予想していました。でもドリフェスはそうではありませんでした。この世界はそんなに甘くないと言う事を一言で示してくれました。
先輩の声の掛け方も、頭ごなしに怒るような物言いではなく、ニヒルな笑みを浮かべながらなのがいい。あのシーンだけで「この先輩、“出来る”…!」というのが伝わってきます。

この後、DearDreamの面々は自分たちがこれからどうあるべきかを導き出し、新たな目標をもって進み始めます。ディアドリの子達はみんな真っ直ぐでいい子なので誰も不貞腐れたりなんてしません。きっと最終話を迎える頃には今より更に成長し「勢いだけではないという事を証明してくれる」でしょう。


こんな最高越えてるアイドルアニメ「ドリフェス!R」は10月6日〜TV放送開始となります。この記事を何かの間違いで最後まで読んでしまった人はドリフェスを観ましょう。



追記:私はじゅんや君推しです。中学辞めてまでアイドルに人生を掛けるその心意気よ…。